感想:【椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015】に行ってきたよ
2015.11.06
どうも@usksparkle です
椎名林檎のライブ行ってきたので、セトリ絡ませながらの感想を。
セトリは良い意味でまとまりがなく、まさに百鬼夜行。とても楽しめました。
場所は渋谷のNHKホール。
大阪のフェスティバルホールもそうなんだけど、ホールって音響がすごくいい。
アリーナだと音は分散しちゃうし、ライブハウスだとギャンギャンし過ぎだったりするけど、ホールは両者のいいとこ取りで、楽器隊の音も椎名林檎の声もバランス良く届いてました。
18:00開演、19:00開始で、ぼくが会場に着いたのは18:50。
グッズ欲しかったから前乗りして物販行列に並ぼうかとも思ったけど、「2時間待ち」というのをチラホラTwitterでうかがってたので終演後に買うことにしました。
渋谷には16:00には着いてたので、双眼鏡買ったりドトール本社直下のドトールで茶をしばいたりして時間潰しました。
で、席に着いてスタンバイ。
買った双眼鏡のピントを調節して。
買った手旗をヒラヒラさせてみたりして。
こっちのスタンバイ完了。
開演前のSEは佐藤さんのアコーディオン。(のはず)
http://www.geocities.jp/acc_sssaaatttooo/
<!-- 以下、セトリ含むネタバレす -->
◼︎凡才肌
オドロオドロしいお経が会場に流れはじめ、お客さんもシーンとなる。
スクリーンには幾何学模様や星座っぽいものが投影され、「そらよやまよかわよふるさとのうみよわたしをかえしてくれぇ♩」と椎名林檎の第一声が会場に響きわたる。
おお、【凡才肌】が一曲目かいな。誰が予想できただろうか。
椎名林檎と彼奴等の歌唱/演奏している姿は全く見えませんでしたが、スクリーンの向こう側からただならぬオーラが放出されていました。
◼︎やさしい哲学
冨田ラボとのコラボ曲。
イントロが始まると同時に、スクリーンがパッと落ち、椎名林檎と彼奴等の姿をやっと拝むことができました。
椎名林檎は鮮やかな着物と白の角かくしを纏っていました。錦鯉みたいな衣装だったなあ。
声が通っていたので今日のコンディションは最高のようです。期待が高まります。
◼︎いろはにほへと
さっそくタンバリンゴが見れました。
歌詞に合わせて4枚のディスプレイには色とりどりのガスがシュワッっと放出さてれててすごく綺麗。
この曲からみなさん旗を少し振り始める。
◼︎尖った手口
英語で歌っていました。アレンジもバンド調になっておりギターぎゃんぎゃん。
ディスプレイにはそれぞれ【the Xday is coming】【the end】【MANGARAMAロゴ】【色即是空】がネオンっぽく映し出される。
最後のラップ部分は浮雲かなと勘繰ったのですが、
いやいや、
Mummy-Dがディスプレイに登場!かっけー。衣装も【神様、仏様】の法師よろしく
クールな和装でした。
と、ここで思ったのですが、これまでは4枚のディスプレイにそれぞれネオン風文字が映し出されていたのに、Mummy-D登場時にはそれらが1枚の大きなディスプレイに合体しているではありませんか。
動くディスプレイ、魅せる映像。児玉裕一の案かな。すごい。
◼︎労働者
ディスプレイに歌舞伎一番街ゲートのような映像が出現。
おお、ここで「歌舞伎町の女王」来たんかと思ったんですが、そこには【娑婆】という文字が。
そして、三文ゴシップで好きな曲【労働者】がはじまった!
ホーン隊が居たのでアレンジはスイング調になっていたのでとても軽快。
会場も温まってきたのか、みなさんそれぞれ旗振り開始。
ポップな曲調なのに歌詞は労働者の思いを描いた少し重いこの曲、
ディスプレイには【一生懸命やってんのに...】【仕事割りに合わない...】と
LINEのやりとりが映し出される。
そして、そのLINEメッセージに対するリプライが.....
【そうだ、樹海に行こう】(JR風)
◼︎走れゎナンバー
ディスプレイに映し出されたとてもブラックなメッセージ、
【そうだ、樹海に行こう】
会場はドッと笑いに包まれました。
そして、始まる【ゎナンバー】。
この曲の英題は【to the sea of tree】でして、ああなるほど、と頷く。
映像は年女の逆襲で流れていたものとほぼ一緒。車体の色が黄色になっていました。
◼︎神様、仏様
夏に発売された両A面シングルのうちの一曲。お札降ってた。
Mステでは【長く短い祭】のみの出演だったので、これが初【神様、仏様】。
仕事に疲れて樹海行っての、この流れ(笑)
向井さんの「繰返される諸行無常〜♩」は前撮りのものが流されていました。
アウトロではPVの一部が流され、そこで演奏者がディスプレイ上で紹介されていました。
そして最後に「椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015」のツアーロゴがどどーんと
映し出される。
こっからが本番ですか。もう十分満足してます。
◼︎現実に於て
椎名林檎は【神様、仏様】のアウトロで舞台から消えました。
ここからはヒイズミタイム。兼お着替えタイム。
◼︎現実を嗤う
黒の上着を羽織って再び登場する椎名林檎。
最近の椎名林檎はことあるごとに脱ぐ。ハイレグだったりスク水だったり。
で、今回も上着を羽織ってでてきたので、近い内に脱ぐタイミングがあるんだろなと
余計な計算をしてしまった。
◼︎SG~Superficial Gossip~
まだ脱がない。
◼︎熱愛発覚中
SGのアウトロから背中を客席に向け何やらゴソゴソし始める椎名林檎。
用意されていた白の帽子を被り、
「国・家・復興途中〜♩」の歌声と同時に振り向き、黒の上着を脱ぎ捨てる。
そこにはナース服の椎名林檎が!!
繰り返す、そこにはナース服の椎名林檎が!!
ディスプレイにも4人のナース服ダンサーが映し出され、BonVoyageの【絶体絶命】以上のダンスタイムがはじまった。
森三中・黒澤ばりのよく分からん振り付けを真面目に踊る椎名林檎、真剣すぎてナース帽を途中で落としてしまったり、とてもコミカル。
アレンジはバンド調になっており、ギターぎゃんぎゃん鳴らしてた。
たのしーーー。
◼︎至上の人生
そして、また脱いだ!
現れたのは真っ赤なランジェリー姿の椎名林檎!こりゃたまらん。
ヘアスタイルと衣装がSpa&Treatmentを思い起こさせる。こりゃたまらん。
Mステでこの曲を披露した時、般若心教と虹色の背景が椎名林檎自身にプロジェクトマッピングされてましたけど、今回はそれが4枚のディスプレイに映し出されていました。
綺麗な曲ですね。見事に歌い上げていました。
◼︎ブラックアウト
ここにきてブラックアウト。予想外。
イントロを聞いた瞬間、意識が飛びそうになりました。
サビ入りの前に会場を真っ暗にしたり、タンバリンゴ+イナバウアーを披露するなど
憎い演出がかっこよかったです。
◼︎迷彩
夏フェスでは佐藤さんのアコーディオンでしたが、今回は鳥越さんの演奏から始まりました。
PVと同じような和傘をくるくるさせながら、早口で歌っておりましたが、鬼気迫る迫力があり思わずつばをごくりと飲みました。
間奏で鼻をかんだり、脇の汗拭いたりしてました。(笑)
◼︎罪と罰
あの頃を彷彿させる「ほーーーーーーーーーーーーーーーぉ」から始まって
とても鳥肌実。椎名林檎は舞台の左右を足を引きずりながら(演出)つらそうな顔をしながら(演出)熱唱。まさに熱唱でした、
赤の衣装と赤の照明が相まってビジュアル的にも◎。
最後に和傘ぶん投げてました。
◼︎夢の途中
これは浮雲タイム。兼お着替えタイム。
浮雲が【夢の途中】をソロで歌うんですが、声がいいから聞き入ってしまった。
【セーラー服と機関銃】と【夢の途中】の違いがわかりません。
◼︎Σ
椎名林檎がトラメガ片手に登場。年女の逆襲における【決定的三分間】のようでとても
クール。【Σ】ってどのアルバムに入ってたっけ?
◼︎警告
◼︎マヤカシ優男
ここから【NIPPON】まではノンストップで怒涛の超ハイテンションソングが続きました。
年女の逆襲と同じアレンジだったけど、ほんとこの曲すき。
アリーナのときみたいに椎名林檎揺れるかと思って、双眼鏡で眺めてたんだけど
この公演では揺れ控えめ。イキ顏も控えめでした。
◼︎名うての泥棒猫
原曲からスパイ映画っぽいとは思っていましたけど、今回のアレンジは
ルパン感が増長されていましたな。
石川さゆりに提供した【暗夜の心中立て】のカップリング曲で、知らない人もまあいるんじゃないかと思ったんだけど曲調が曲調なだけにみなさん旗フリフリしてました。
のれる。たのしーーーー。
あ、そういや石川さゆり本人も会場におられました。
◼︎真夜中は純潔
ここらへんかな、青のトップスに早着替えしてた。
ガータベルトを装着されてたのでとても胸が強調されていた。Mステ10時間SPのあの感じ。
スパイ映画っぽい流れは【密偵物語】→【殺し屋危機一髪】で確立されたと思っていたんですが、この【名うての泥棒猫】→【真夜中は純潔】も素晴らしかった。
ホール入り口にはスカパラからお祝いの花が届いていたよ。
◼︎きらきら武士
今回一番びっくりした曲。【Σ】もびっくりしたけど。
おしゃレキシとは異なる色のおしゃれアレンジで浮雲とデュエットしてた。
旗ふりふり。
暑いのか、トップスの汗が目立ってた。
たのしーーーー。
◼︎華麗なる逆襲
SMAPに提供したやつ。お札降ってた。
ほっんとかっけーんだから、この曲。村田さんのアレンジが神。
照明が神。椎名林檎もテンションあがってきたのか、旗をゆっくり振り始める。
それに合わせて会場のみんなもフリフリ。
たのしーーー。「hello tokyo!!」って叫んでたよ。かわいい。
【真夏の脱獄者】も聞いてみたいな。
◼︎御祭騒ぎ
大量のコミカル妖怪と国芳の巨大骸骨が4枚のディスプレイ上でパレードするという
まさに百鬼夜行そのもの。
@shotasakamotoさんという方がアニメーションを担当されたそうです。
アレンジもこれまでの林檎博'08やBonVoyageで会場を沸かせたラテン調。
めっちゃ旗振った。たのしーー。腕もげそー。
◼︎長く短い祭
先の御祭騒ぎなテンションから間髪入れず、
「天上天下繋ぐ花火かな〜♩」
たぶんリップシンクなのでしょうが、マイクはこれまでのものを使っていました。夏フェスではこの曲だけアイスクリームの食品サンプルを持って歌っておりましたから、今回もそれを期待したんですがね。
この曲も旗振りソングでして、会場を上から見ていてとても綺麗でした。
サビではディスプレイに林檎博'08やMステでも登場した阿波踊り隊が舞っていました。
花火も打ち上がったりして、たのしーーーー。
◼︎群青日和
◼︎NIPPON
本編ラストはこの曲。
間奏でディスプレイに青空が映し出され、徐々に日の丸旗が上昇してくるのですが、
すっごい鳥肌立ちました。かっこいい。しびれる。ビリビリした。
◼︎MC
本編が終わり、一度舞台から消える椎名林檎と彼奴等。
お決まりの手拍子(アンコール)のあと再び登場する椎名林檎と彼奴等。
椎名林檎はシンプルな白Tに真っ赤なスカートを纏っていました。日の丸配色。
ここでヒイズミ扮する「ヒズモリさん」の進行によるテレフォンショッキングのコーナが始まる。
本編はMCなしだったので、最後の最後で会場全体が一気にリラックスしたムードに。
公演ごとに彼奴等のうちの誰かが何かトークするってコーナらしいく、今日はドラム玉田さんだった。レキシこと池田さんとの【労働者】の制作秘話を紹介してくださった。
◼︎青春の瞬き
リラックスムードは終わり、最後の一曲となった。
アンコール曲はその日の会場の雰囲気によって変えているらしく、本日は【青春の瞬き】。
アレンジは夏フェスのときと一緒。
たまに苦しそうに歌っているけど、今日は余裕で歌い上げていた。
〆にモッテコイの一曲でしたね。
◼︎二人ぼっち時間
椎名林檎と彼奴等が舞台を去った後、流れ始めた【二人ぼっち時間】。
ドラゴンボールとか、うる星やつらのアニメのエンディングのような映像が流れた。
椎名林檎も可愛く描かれており、【凡才肌】のときのようなオドロオドロしさはゼロだった笑。
「百鬼夜行2015」「またきてね!」とメッセージが映し出され、公演は終了した。
アルバムリリースが契機となった林檎博'14とは違い、セトリがまったく予想できなかった今回。ツアータイトルからは【宗教】とか【入水願い】とかそっち系の曲がくるんではねぇがと予想していたが、意表をつく選曲の連続であった。
とっちらかっていて、けれどもまとまっていて、さすが椎名林檎と言わざるを得ない。
あー楽しかった。
タオルとクリアファイルを買ったけど、ラマシリーズ買ってる人いっぱいいて驚いた。
次回のグッズも平均単価高くなっちまうからやめちくりー笑
終